書籍履歴

書籍履歴 BOOKS I'VE READ

友人たちに、読んだ本の紹介。ときどき、音楽も。というかほとんどただのログ

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徐にポチった CREA 贈り物バイブル

instagram でフォローしているオモムロニって人がUPしていた件。

 

こういうシリーズには、弱く、ポチり。

https://www.instagram.com/p/BbQ0nn_HmEJ/

 

アイスクリームのページがやばかった。

エシレバター20%のアイスって。

食べてみたい。けど胃がもつか?

やかんとか包丁が写ってたから期待したけどその辺りはディープではなかった

最近しったopinelが載っていて自分的にhotだった

 

 

「血管を鍛える」と超健康になる!

 さいきん、植物油はどれが悪いとかいいとか植物油は悪いから動物脂がいいとか

とにかく食用油の良い悪いについて、よく目、耳に入ってくるのですが、何に悪いの?って思いまして。

で、血でしょ、血管でしょ、と。

じゃ、一冊読んでみるべ、と。

 

色々、こわ!って感じで勉強になったけど、とにかく後半の章にあったことが響きました。イライラするなよ!というもの。

わたくし、すぐイライラするので。

怒りで興奮しているときの体内では、タバコを3本同時に吸っているときと同じようなストレスがかかっています。

P202より引用

ですって!

 

家族をつなぐ餃子の時間

 いや、うすうすわかってはいたのですが。

ハードルが高かったです。

粉から作るし。

ウーウェン好きなので

市販冷凍の焼くだけの餃子しか焼いたことないので....

いいかげん自分で作ろうかと...

でも、餃子のバリエーションが色々わかったのは良かったです。

家族をつなぐ餃子の時間

家族をつなぐ餃子の時間

 

 

不毛地帯 山崎豊子

 ずっと前、友人が営む時計店に電池交換に行った時、「はいこれ読みなよ」って5冊どさっと渡されたけどずっと放置してたやつ。(たぶん、邪魔だったんだとおもう)

読みました。

妻が先に読んで(冒頭だけ読んだらしい)「シベリアで捕虜になってたビジネスマンの話だよ、おじいちゃんのいた世界じゃないの。」と言っていたので、いつか読もうとは思っていた。

私のじいちゃんは普通の兵士であり、この本の主人公は参謀だから立場が全然違うし、じいちゃんが捕虜になっていた場所とは違う場所だったけど、亡くなったじいちゃんは当時のことをほとんど話さなかったな、ということに思いを馳せました。

本作は、一巻がシベリアで捕虜になった回想がほとんど、二巻からは、帰国後に二年のブランクを経て社会復帰して、商社でビジネスマンになってでかい仕事をバンバンやっていく話。

 

沈まぬ太陽は読んだことがありました。相変わらず、面白いんだかなんだかわかんないけど、ついつい読みふけっちゃう、山崎豊子の小説。

とりあえず、すんごい取材の量なんでしょうね。盗作でもめたことも多いみたいで、資料が多すぎてそのまま写しちゃったのかね?なんて思っちゃいます。

 

あの川のほとりで 下 ジョン・アーヴィング

 

2回泣いた

厳密には、抑えたので、泣いたというより涙が滲んだという程度だが。一人きりの環境で読んでいたらもっと泣いたと思う。

アーヴィングの小説で、泣いたことはあったっけなあ?

 

この『あの川のほとりで』の下巻は、上巻に増して、ブログで読んだことを知らせるのが難しい。内容に触れたくなる。

 

内容に触れちゃうと、まかりまちがってこれから読む人がこのブログを読んだ時に、ね。もっとも、見知らぬ人が数人と友人が1人か2人読んでくれるだけだから、気にしなくていいような気もするけれど。いや、それでも書かないよ。ネタばれ的なことは。

 

実際にあったあの事件のことがポコっと登場した章が意外だったんですよ。でも書かずにはいられなかったのかな。はじめから書くことは決定していたのかもしれない。

 

そういうば、珍しく写しを書いた文があった。

若い頃はよく、気に入ったフレーズがあるとカードに書き留めていたんだ。

我々はこのようにして自分たちの英雄を生かし続けようとする。だからこそ、我々は英雄を忘れないのだ。P.366より

 これなら、読んでいない人には何も影響はない。けれど、読んだ人は分かるかな?

僕はここの少し前からの下りも含めて、このフレーズが気に入りました。

 

泣いたのは、「ショーブダ」のところP226からの流れにのってP.230の「ショーブダ」でザッパーンて感じ、もう一つは、ほんとの終わりの一章のあるところ。P.379からのストーリーがあってP.386で泣いたね。

 どうでもいいけどさ、この話、老人が元気だよね。アメリカの老人ってこんなに元気なのかな。

 

それから、ふと気がついたんだけど、アーヴィングの小説って性的な描写とかセックスの話とか必ずといっていいほど出てくると思うんだけど、書き方が絶妙だよね。

たとえば、村上春樹の小説って読んだあとにエロいシーンしか覚えてなかったりするしちんこ勃っゃうんだよね。けっこうなエロ小説だと思うんだよね。例えば、セックスのシーンが2~3分しかない(他のシーンでは裸にすらならない)のに、そこでいきなり勃たせて瞬間スパッとイカせるアダルトビデオといった感じ。アーヴィングの影響は受けてるに違いないと思うんだけど、そういう部分が随分違う、と僕は感じてる。

アーヴィングの性的なシーンは、下半身より心に来る。脳みそと心が濡れるとでもいいましょうか。じゃあ勃ったことないの?って言われるとよくわかんない。勃ったこともあるかもしれないけれど、記憶にはない。そういうこと。(でも多分、勃ったことはないんじゃないかな。)

人生にそういうことが起こりうるよねというリアリティがあるのかな。いや、登場人物や物語への影響として、性的なシーンにきちんと役割があるからかもしれない。

 

これから読む人は、

ウィンチェスター 20口径のユースモデル と、 レミントン 30-60 スプリングフィールド カービンというのがどういう銃なのか、検索して知って置いたほうが読みやすいと思う。

このサイトでショットガンの仕組みを知っておくのもいいかもしれない。

ショットガンの構造 | HB-PLAZA

またyoutubeで検索したら早いかもしれない。「winchester 20」とか「remington 30-60 springfield」っていうキーワードで。

しかし、物騒な国だね、アメリカは。

 

そう、それから登場人物が作家であり、書き手の手の内を明かすような内容がかなりあってそれも面白かった。ジョン・アーヴィング自身がそうであるらしいように、終わりの文から書いていくらしく、最後に始まりの文で書き終える、その様子も描かれている。

あの川のほとりで〈下〉

あの川のほとりで〈下〉

 

 

 

あの川のほとりで 上

ジョン・アービングの小説の まったくぶれないのは、相も変わらず読み始めの数十ページないしは百ページくらいが読みづらいこと!

そして、ある点を過ぎると急激に面白くなってのめりこんでしまうこと。

すごい一貫性

本当は、ノッてきたところで、冒頭に戻ってもう一度読んだらより一層楽しめるのだろうけど、それをしたことはない。全部ちゃんとあとで関係してくるんだよねえ。それを抜きには書けないんだよってことなんだろうなあ。

ケッチャムの存在感。これは誰しもの心をくすぐるんじゃないかな。

こんな存在がいたらいいな、と。

なんだか本作は男たちの情愛うずまくストーリーかも。

とりあえず、「息子をもっと愛さなくちゃな」という気分がふつふつと湧きながら下巻に突入。

 

あの川のほとりで〈上〉

あの川のほとりで〈上〉

 

 

ワールドトレードセンターを綱渡りした男の話 『マン・オン・ワイヤー』

今はもうないワールドトレードセンタービル。

かつてその2棟のビルを綱渡りした男の自叙伝。

 

最高に情熱的な本だった。

情熱がぎっしり詰まっていた。

アーティスト!

 

こういう情熱とか熱さ、

熱い想いそのものだけでなく、

熱さに呼応する心みたいなもの、

どこかに忘れてきちゃったのか?

っていうくらい忘れていた感情だった! 

 

読みにくい文体なんて関係ない

熱くてのめり込む本だった

マン・オン・ワイヤー

マン・オン・ワイヤー

 

 なんとなんとここで当時の写真が見られる

Precarious Moments

 

そして、ワールドトレードセンターを渡った時のことは

映画化されている。

そして、フィリッププティはまだ生きている。

 

マン・オン・ワイヤー スペシャル・エディション(2枚組) [DVD]

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