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友人たちに、読んだ本の紹介。ときどき、音楽も。というかほとんどただのログ

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Molly Drake

ニックドレイクの母親だ、ということですが、ニックドレイクを知らない僕にも響きました。 

Molly Drake

Molly Drake

 

 年内に、これはUPしておかなくちゃなと思っていた一枚。1950年代に、家で録音されたものらしい。もう終わってしまった番組だが、InterFM のピーターバラカンのバラカンモーニングでかけられていたのをきっかけにした人は多いんじゃないかな。番組で紹介されてから一気にアマゾンの在庫がなくなったらしいから。そういう僕だってその一人だし。確か、song of the weekといって、一週間毎日同じ曲をかけるコーナーだったはず。

内容は、ニック・ドレイクというイギリスの故ミュージシャンのお母さんが自宅で録音した音源が発売されたもので、ピアノを弾きながら歌っている。

まあ、英語がよくわからない僕には何いってんのか分からないけど、心が落ち着く優しい音楽です。声もピアノの響きも録音の古いチープさも、全てが絡み合って心に響く音楽になっているのでしょう。
この人、どういう暮らしをしているどんな階級の人なんだろうなあ。1950年代ってことは、日本でいったら戦後ですよ。天皇陛下が人間になってから5年〜ですよ。その頃の日本の音楽ってどんなだったんでしょうか。ピアノを弾く人はどれくらいいたんだろうか。

その頃に、録音機械があって、どこに発表するでもなく(発表したのかもしれんが)作詞作曲して録音したんだからね。

 

今や音楽を聴くのは、夜中にヘッドフォンで聴くか、車のなかか、という状況だけどこれはアナログレコードでちゃんとオーディオで聴きたい。

夜中は、いいけど夕方は駄目。

休日の夕方に音楽を聴いて過ごす時間が大嫌いだ。(あえて、過ごすのが、ではなく過ごす時間といいたい。)そんな時にこの音楽は、よくない。どんよりした気持ちになると思う。

けれど、夜中ならばいい。
夜中だったら「こんな僕でも生きていていいんですかありがとうございます。」と言いながら毛布にくるまっているような気分にしてくれるだろう。

という意味で、ネクラ向けの音楽かもしれない。または、あなたの中にある微量なネクラな精神領域を癒してくれるなり、解放してくれるだろう、ということだ。

 

 itunesでも試聴できるようだから、是非。29秒間試聴できるようだが、それだけあれば、僕のいいたいことは感じてもらえるはずだ。

I Remember

I Remember

  • Molly Drake
  • Singer/Songwriter
  • ¥200

なぜか、まだニックドレイクに関しては、youtubeでチェックすることすらしていない。不思議。

では、またね。

Dory