残念な日々 ディミトリフェルフルスト
なかなかよかった。
ヨーロッパの無産階級のだめだめのはちゃめちゃな家族と幼少期を過ごした主人公。
今は物書きになっていて、当時を思い出す話。それから現在のことも。
- 作者: ディミトリフェルフルスト,Dimitri Verhulst,長山さき
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2012/02
- メディア: 単行本
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読んでいて登場自分物たちのビジュアルは、映画のスナッチを思い浮かべた。そんなワールドな小説。
ベルギーのオランダ語圏らしい。
ベルギーの人の生活はまったく想像がつかないが、世界のどこでも人の価値観は同じなんだなと思うことがたくさんあって面白かった。
ゆっくりと人に勧められるような文章を考えたいけど今の私にはそのパワーはない。
だけど、これを翻訳しようって思ったことや実現した労力と熱意のことを考えると稚拙ながらもブログに記録して、一人でもいいから目に触れさせてあげたいと思った。なんか、そう思った。翻訳本はいくつも読んでいるけれど、なぜかこの小説と訳者あとがきを読んだあとはそう思った。
これを一旦下書き保存して、もっと内容をふくらませてから、、、ということをすると半年か一年か、寝かされてしまうので、ぽちっと公開ボタンを押してしまおう。