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友人たちに、読んだ本の紹介。ときどき、音楽も。

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博士の愛した数式 ・ 小川洋子

題名のせいで、10年くらい読まなかった。

細い線で描かれた8等身の女性向けの漫画みたいな印象で、ちょっと「いま、博士の愛した数式読んでるんだ」って言いづらい、みたいな。

結果的には面白かったけど。他の小川洋子作品を読んでいたからこそやっと手にできた本。

博士の愛した数式 (新潮文庫)

博士の愛した数式 (新潮文庫)

 

 内容は、安定の小川洋子 感だと思う。

金網に寄りかかって体の形に凹みがつく話みたいな(ことりだっけ?)やっぱり小川洋子は、こういうの好きなんだって思った。80分しか記憶がもたないというのみならず数学にしか興味がない主人公の相方役。前の、金網に凹みをつけたのも、主人公の相方役だったような気がするし。

つまり街の人が見て見ぬ振りをするような少し変わったところがある人を中心人物にもってくるということなんだけど、それは体験を通じてのものなのかな。

 

あたしゃ単純だから、数学は全く苦手だけど数学に興味持ったよね。しかしながら抱いた好奇心の矛先がよくわからないから月日の流れと共に消えてゆくと思うけれど。だってフェルマーの最終定理の本を読んでみてもわかるはずがない気がするし。もっともっと前提のところが抜けているから。

 

0が存在する、とかそういうの、数学ってとことんリアリティなような形而上学のようなところがある。あれは、無いが有るんじゃなくて0という有るが有るなのかな。

 

あと、あれだな、息子の逞しさと子供らしさの描き方がうまいかな。

 

 

フェルマーの最終定理 (新潮文庫)

フェルマーの最終定理 (新潮文庫)

 

 

 

博士の愛した数式 Blu-ray スペシャル・エディション

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