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友人たちに、読んだ本の紹介。ときどき、音楽も。

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シャーロットのおくりもの

 たしかに、一家に一冊あってもいいかもしれない。

 子供の頃に、なぜ出会わなかったかな。

シャーロットのおくりもの

シャーロットのおくりもの

 

 

ジョン・アーヴィングの小説のなかで度々登場するので読んでおこうと思っていたのだった。『シャーロットのおくりもの』と『スチュアートの大ぼうけん』を読んだうえでまたいつか読み返す時に楽しさが増すであろう。度々、本作が登場するのは『サイダーハウス・ルール』と何だったかな。他にもあるのだ。

サイダーハウス・ルールでは、孤児院で就寝前に朗読されるのだ。女子寮は、シャーロット、男子寮はスチュアートが。

子供が学校で読まされる教科書だとか、最近の絵本だとか、生物・自然界の法則を曲げて変な風に擬人化する作品がけっこうあって、いつも違和感を感じている。たとえば、きつねがひよこやうさぎに優しくして、自らを犠牲にしておおかみと戦って死ぬ、みたいな作品を読まされている。いい加減うんざりしてきた。「きつねもおだてりゃ、おおかみと戦う」っていうでも教えようってんならまだユーモラスだけれど。

それを考えると、本作品は、自然の法則に則ったうえで、ミラクル的なファンタジー的な要素が盛り込まれているのが良いと思った。

理系的な脳みそで判断されたら、もしかしたら同じかもしれない。「どちらも現実を捻じ曲げている点ではファンタジーだろう」と。

でも、シャーロットの話は、ちゃんと生き物の生と死に向き合う形になっているからやっぱり違う。子孫の反映とかも盛り込まれているし。本当は、豚は品評会で出荷されるものなんだという現実は書かれたうえでのファンタジーだし。

それに、単純に、子供に読ませたいと思う気持ちが湧いた。
ジョン・アーヴィングの作品を深く楽しむために読んだとはいえ)
文章も美しいし。
実は、図書館で借りて読んだのだが、これは買おうと思う。新品を。
8歳のむすめにはまだ文字数が多いかもしれないが、来年あたりならもう読めるだろう。毎日、数ページずつ朗読してあげてもいいかもしれない。


現代に合わせてあらためて翻訳なさった、さくまさんに敬意を表したい。

 つぎは、『スチュアートの大ぼうけん』かな。

スチュアートの大ぼうけん

スチュアートの大ぼうけん