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友人たちに、読んだ本の紹介。ときどき、音楽も。というかほとんどただのログ

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珍しく一気に読破した コンサル一年目が学ぶこと 大石哲之

わたくしは、転職活動をしているわけでありますが、スカウトが来る系の転職サイトにて、とあるITコンサル系の企業からの面談オファーを受けた時のことであります。

カジュアル面談の予定だったけどやっぱり面接も兼ねたいですという体裁だったのですが、転職サイトに掲載しているわたくしのスペックより経験値の高い人材を探しているのでは?という印象があったのであります。

そういう案件でありましたので、当たって砕けろの精神も伴いつつ、ざっくばらんに色々と質問をしたのでありまして、求める人材の100点満点はどんな人かと問うてみた次第であります。その回答として色々とあったなかで「コンサルの思考を持っているかどうか、というのも質問と回答のやりとりのなかで見させて頂いています。」というフレーズがあったのであります。

なるほどコンサルタントの業界には、ベーシックとなるコンサルタントなら誰でも備えているよね的な、思考の王道みたいな物があるのだなとその面談は非常に得るものがあったわけであります。

そこでひとまずポチってみたのがこの本なわけであります。

一気に読めるシンプルさと、一気に読んでしまう面白さがあったのであります。

おそらくベーシックなことを1つ1つシンプルにトピック分けして書いてあるからであります。

海外のビジネス書には、大変に余分な文章が詰まった余談や序章的、個人的ストーリーたっぷりのものが多いように感じるのでありますが、こちらの本は、著者が文中でも記していたようにパワーポイントをとにかく使いまくるということのようでありまして、そのことは、本書のシンプルな構成の元となっているのであろうと推測がされるわけであります。

そうなのです、コンサルタントの心構えやベーシックな思考方法や参考文献が随時紹介されているのと合わせて、エクセルとパワーポイントのこの使い方は覚えておこう!というようなTIPS集まで入っていて、意外にこれがよかったのであります。

エクセルやパワポの専門書じゃないんだけど便利な使い方を説明しているという点がリアリティを伴っている形なのであります。実戦実践また実践そして実戦の末に研ぎ澄まされた、必要最低限かつそれ知ってれば大抵乗り切れるでしょうという内容なわけであります。

またコンサル思考には、わたくし自身持っていた思考スタンスも紹介されており、安心した次第であります。

 

何年も、ほしい物リストに入れてほったらかしていた、大前研一の『企業参謀』が参考文献に紹介されていたのでやはりこれは読んでみるべし本なのでありましょうか。

しかしその前に『問題解決プロフェッショナル「思考と技術」』という本が気になっている次第であります。

それにしてもこの〜〜〜であります、という文体はなんなのでありましょうかね。Cioa!