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僕の好きな小さな怪物たち ~ 芸術新潮 2014 9月号

Gemaldegalerie der Akademie der bildenden Kunste Wien 

その絵は、プラド美術館ではなく、ウィーン美術アカデミー付属美術館にあった。

芸術新潮 2014年 09月号 [雑誌]

芸術新潮 2014年 09月号 [雑誌]

 絵画の知識をほとんど持ち合わせない僕。好きな画家は?と聞かれたら答えられるのは、カンディンスキーと、ボス。カンディンスキーは色合いがかわいい抽象画。ボスは、宗教画みたいな絵のなかに小さな怪物のような訳のわからない生き物がたくさん散りばめられている絵の人。この雑誌を買うまでは、ボッシュと呼んでいた。ボッシュはドイツ語読みで、ボスはオランダ語読みらしい。綴りがBOSCHであり、車のパーツでなじみのある名前のためボッシュと読んでいた。そのたった二人しかいない好きな画家のひとり、ボスの絵が特集されている雑誌が発売されたことを、テルマエロマエの作者ヤマザキマリのツイートを通じて知った。芸術新潮などという雑誌の存在すら知らなかった。これが、文字情報だけで「ボス」と書かれていたら、気にとめなかったと思う。ボッシュとして認識していたから。その点において、Ecofonの、タイムラインに一緒に画像が表示される仕様に感謝だ。

僕のやりたいことリストのなかには、スペインのマドリードにあるプラド美術館に行くこと、というのがある。その理由は、ボスの絵があるからだ。ずーっと前に、ボスの絵を知って好きになった時に、おそらく雑誌か何かで、ボスの絵はプラド美術館にあると書いてあったからだ。でも、本誌24,25ページの所蔵マップによれば(なんとこの芸術新潮、ボスの特集ページが80ページ近くある)、僕の好きな絵は「最後の審判」というタイトルで、それはウィーン美術アカデミー付属美術館にあることが分かった。

プラド美術館には、「快楽の園」「干し草車」「七つの大罪と四終」「愚者の石の切除」「東方三博士の礼拝」が所蔵されているらしい。そしてグッズも充実している模様。トランプ、ペーパーウェイトがよさそうだ。

上記2か所の他に、ボスの絵のなかで僕が好きな系統の変な小さな怪物がたくさん描かれている絵が所蔵されているのは、ヴェネツィアにあるパラッツォ・グリマーニ美術館「来世のヴィジョン」「隠者たち」「聖女の殉教」と、リスボンにある国立古美術館「聖アントニウスの誘惑」だ。

全て見るとすると、ウィーン~ヴェネツィア~マドーリード~リスボンの旅だ...間のフランスにはパリのルーブル美術館に一点「愚者の船」というのがあるけれど、僕の好きな小さな怪物うじゃうじゃ系ではない。

 まずは、徳島県にある大塚国際美術館で陶板に原寸大で複製された「快楽の園」(扉が自動開閉するらしい)を見に行くというのが現実的なような、本物じゃないなら観なくてもいいかな的な。というか、大塚国際美術館って、大塚製薬のあの大塚ホールディングス?が作ったやつだ。LOVEポカリ!

ところで、どんな絵か見たい場合は、グーグル画像検索がてっとり早いが、下記のサイトだと作品名ごとにきちんと見られる。なかなかよい。

Web Gallery of Art, image collection, virtual museum, searchable database of European fine arts (1000-1900)

 

話は戻って、僕が好きな「最後の審判」というのはどうやら三連式祭壇画といって、三面鏡のような形で三枚の絵から成り立っているらしい。(上記のWebGallery of ArtのページでLast Judgementをクリックしたら開く。直接リンクのURLが分からなかったので貼らない)その中央パネルの中にいる、青のような水色のようなヨーローッパ車にありそうな色彩の青の顔をした白髪の、足をまっすぐにのばして足の裏がピッとそろっているお腹がパンパンのコミカルな怪物が、僕を惹きつけたんだったと思う。

他にも、赤くて丸いキャラがいたと思ったのだが、本誌では見当たらなかった。全ての作品が紹介されているようだが絵の一部を拡大してあるからそこからアウトしてるのかもしれないし、記憶がねつ造したBOSCH風の怪物かもしれない。

 

何がこんなに自分を惹きつけるのか分からないけれど、安部公房や、倉橋由美子が好きなことと通じる気がする。日常の世界に入り混じる、奇異なものとか、そういった世界観なのだろうか。SFでもホラーでもない。滑稽さがあるのが共通項かもしれない。完全にありえない世界なのに、今の世界と地続きになっている感じとでもいえるかしら。ジャンピエール・ジュネの「ロストチルドレン」も大好きなのだが、僕としてはこれらの仲間に属する感じがする。この映画の世界は本当に大好きだ。アメリが大ヒットした監督だ。デリカテッセンも面白かった。それ以外は、観ていない。

 

最寄りの書店では在庫がなく、「1500円もする、どんなか見たこともない雑誌をネットで買うのかよ」と悩んだ(貧乏だな)のだが、これは買ってよかった。もう一冊買って、綺麗に切って、壁に張ってもいいくらいだ。だって、雑誌だと綴じる真ん中のところ見えないじゃない。あーもう一冊欲しいなあ。画集も欲しいなあ。

 

欲しいものリストに入れておきましたから、ららららら。
そのままショッピングカートに入れるをポチっとおしてポチポチポチっと押せば僕に届きますから...お互いの住まいを知らぬままに。。。僕やったことありますから。誕生日に欲しいものリストをツイッターで公開している人に送ってみましたから。こちらの住まいどころか、名前すら分からなかったらしいです。「これをくれた人は誰ですかー?」ってツイートしてたからお伝えしました。どうやらメッセージ欄を利用して何者かを伝えるのが流儀のようでしたが、考えが及ばなかったです。

 

ではまた、長々と読んでくれてありがとう。

最後に、Segoviaという名のいい感じのおじいさんを見つけたので下に貼っておきます。

Ciao !!

         
Segovia Plays Gavotte (Bach) - YouTube

         
Segovia Plays Fandanguillo (Torroba) - YouTube