- 作者: ジョンアーヴィング,John Irving,岸本佐知子
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2008/11/27
- メディア: 文庫
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自分としては神秘大通りを読んだ流れでの本作。
神秘大通りは、メキシコが舞台でサーカス賛美だったり異国(アメリカ)から来た宣教師見習いの存在だったり、という点で、本作と似ている部分がある。本作が古い。
どっちを読むかって話になったら、神秘大通りをすすめる。
サーカスの息子は、少しジョン・アーヴィングっぽくない印象があった。何が書きたくて書いたのかなあ、みたいな印象。
読み終わったときのじーんと心に染み渡る「もう一回読みたいな」と思わせられるエキスも分泌されないし、これからぜったいアレが起こるんだと予兆させながらなかなか書かなかったり、書いたと思ったらほんの一行さらっと書いて、「えっいまの、うわーきたー」って感動させてからあとで説明するような下りもないし。
神秘大通りを読んでいたから、また出てきてるよこれ、という面白さはあった。例えば、先述したキワモノキャラのアメリカ人宣教師(修行中)とか。
つまらなかったわけではないんだけど。なんだろう。
インドに行って衝撃的すぎて、インドを舞台に書きたくなったのかな。
- 作者: ジョンアーヴィング,John Irving,岸本佐知子
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