ずっと前、友人が営む時計店に電池交換に行った時、「はいこれ読みなよ」って5冊どさっと渡されたけどずっと放置してたやつ。(たぶん、邪魔だったんだとおもう)
読みました。
妻が先に読んで(冒頭だけ読んだらしい)「シベリアで捕虜になってたビジネスマンの話だよ、おじいちゃんのいた世界じゃないの。」と言っていたので、いつか読もうとは思っていた。
私のじいちゃんは普通の兵士であり、この本の主人公は参謀だから立場が全然違うし、じいちゃんが捕虜になっていた場所とは違う場所だったけど、亡くなったじいちゃんは当時のことをほとんど話さなかったな、ということに思いを馳せました。
本作は、一巻がシベリアで捕虜になった回想がほとんど、二巻からは、帰国後に二年のブランクを経て社会復帰して、商社でビジネスマンになってでかい仕事をバンバンやっていく話。
沈まぬ太陽は読んだことがありました。相変わらず、面白いんだかなんだかわかんないけど、ついつい読みふけっちゃう、山崎豊子の小説。
とりあえず、すんごい取材の量なんでしょうね。盗作でもめたことも多いみたいで、資料が多すぎてそのまま写しちゃったのかね?なんて思っちゃいます。