書籍履歴

書籍履歴 BOOKS I'VE READ

友人たちに、読んだ本の紹介。ときどき、音楽も。というかほとんどただのログ

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黄色い家 川上未映子

面白かった。

この作家の作品は、初めて読んだ。
人物像の緻密な設定と描写の力があった。

読んでいて、「あれこの人たぶん同世代だわ。」と感じるものがあり、実際にそうだった。

村上龍の小説のようなリズム感があった。

場面が変わることはたいして重要ではなくて、登場人物の心理や言動の変化や関係性の微妙な変化をストーリー展開の主軸にしてあって、しかも全員現実世界にも居そうなのでこれがまた腕のある作家なのかなという感じがして唸った。

他の作品も読んでみるしかないねこりゃ、という感じ。

最初、小川洋子と間違えて読み始めていて、こんな作風のやつもあるのか、と驚きながら読んでしまった。ぜんぜん違うじゃん。

珍しく一気に読破した コンサル一年目が学ぶこと 大石哲之

わたくしは、転職活動をしているわけでありますが、スカウトが来る系の転職サイトにて、とあるITコンサル系の企業からの面談オファーを受けた時のことであります。

カジュアル面談の予定だったけどやっぱり面接も兼ねたいですという体裁だったのですが、転職サイトに掲載しているわたくしのスペックより経験値の高い人材を探しているのでは?という印象があったのであります。

そういう案件でありましたので、当たって砕けろの精神も伴いつつ、ざっくばらんに色々と質問をしたのでありまして、求める人材の100点満点はどんな人かと問うてみた次第であります。その回答として色々とあったなかで「コンサルの思考を持っているかどうか、というのも質問と回答のやりとりのなかで見させて頂いています。」というフレーズがあったのであります。

なるほどコンサルタントの業界には、ベーシックとなるコンサルタントなら誰でも備えているよね的な、思考の王道みたいな物があるのだなとその面談は非常に得るものがあったわけであります。

そこでひとまずポチってみたのがこの本なわけであります。

一気に読めるシンプルさと、一気に読んでしまう面白さがあったのであります。

おそらくベーシックなことを1つ1つシンプルにトピック分けして書いてあるからであります。

海外のビジネス書には、大変に余分な文章が詰まった余談や序章的、個人的ストーリーたっぷりのものが多いように感じるのでありますが、こちらの本は、著者が文中でも記していたようにパワーポイントをとにかく使いまくるということのようでありまして、そのことは、本書のシンプルな構成の元となっているのであろうと推測がされるわけであります。

そうなのです、コンサルタントの心構えやベーシックな思考方法や参考文献が随時紹介されているのと合わせて、エクセルとパワーポイントのこの使い方は覚えておこう!というようなTIPS集まで入っていて、意外にこれがよかったのであります。

エクセルやパワポの専門書じゃないんだけど便利な使い方を説明しているという点がリアリティを伴っている形なのであります。実戦実践また実践そして実戦の末に研ぎ澄まされた、必要最低限かつそれ知ってれば大抵乗り切れるでしょうという内容なわけであります。

またコンサル思考には、わたくし自身持っていた思考スタンスも紹介されており、安心した次第であります。

 

何年も、ほしい物リストに入れてほったらかしていた、大前研一の『企業参謀』が参考文献に紹介されていたのでやはりこれは読んでみるべし本なのでありましょうか。

しかしその前に『問題解決プロフェッショナル「思考と技術」』という本が気になっている次第であります。

それにしてもこの〜〜〜であります、という文体はなんなのでありましょうかね。Cioa!

 

 

 

 

与作 若い頃の北島三郎の歌唱力がすさまじい

youtubeのおすすめで流れてきて、なぜか視聴してみたのですが、視聴して良かったなあと思う次第です。これを知らないのは何だか損というか駄目な気がするというか。

昭和後期生まれの私としては、たぶん、子供の頃のモノマネ番組のせいだと思うのですが、鼻の穴が大きい面白い歌の演歌のおじさんという印象を持っていました。もちろん、普段、演歌を聴かないからなおさらのこと。

びっくりしました。

「歌、くっそウマ」と、驚きました。

歳をとってからのサブちゃんの姿での歌はテレビで時々聴いたことがありますが、若い頃、ヤバイ。うまいというのとまた別次元な歌唱力。

歌を歌っているというよりこの人そのものが歌というような印象を受けました。

とくに、♪トントントーン♪の発声とかどうなってんの?って感じです。

静かなトーンでこれだけ美しく軽やかに歌えるって激ヤバだと思います。

ライブで聴いたらぶっとぶんでしょうね。鳥肌びんびんでしょうね。


www.youtube.com

 

 

 

 

アンジュと頭獅王 吉田修一

 

なんやようわからん、ずっと昔の文体で書かれた説話みたいなんが途中から現代の物が半端に混じってきて清く生きなさいって話なのか高貴な人は高貴な扱いをされるよっていう話なのか。

 

説教集

説教節 山椒太夫小栗判官

という話を底本とし口語調でオリジナルストーリーを加筆した話とのことだった。

 

 

これなのか?よくわらない。

 

 

1兆ドルコーチ

とりあえず、表紙の青の色味と手触り、中の紙の手触りが心地よい一冊。

帯は、外して。

内容については、、、なんともいえない。あまりコーチングについて何かが学べるということではないと思う。ビル・キャンベルを偲んだ本。

とりあえず、チームを大切にするという話がよくでてくるのだけど、大前提としてそのチームには、使えるやつしか入れてないっていうのがある。

日本より、「使えないやつはいらない」という概念が明確なんだろうな、ということがうかがえた。それがこの本の一番の印象だった気がする。

使えないやつをクビにして何が悪いの?って言える社会なのかな。

 

掃除婦のための手引書 ルシア・ベルリン

勘で買ったやつ

ポールオースターの何かを買おうと思ってアマゾンを見ていたら、ビビビビっとくるものがあって即書いしたやつ。

予想どおりの雰囲気もありつつ、しかし友人にノリノリでおすすめするほどでもないという感じ。

私小説に近いのかな。

追記

ジョン・アービングの神秘大通り以来、「グアダルペ」の名を目にした。

グアダルぺ=Guadalupe 

舞台がメキシコだからだ。よくわからないが、メキシコ独自の聖母のような存在っぽい。キリスト教の聖母ということになっていると思う。神秘大通りの作中でも教会にグアダルぺがいた記憶がある。

ちなみに、また読みたい作品。

 

 

 

面白くて驚いた ハリーポッター 賢者の石 

ティーブンキングの本で、褒められていたので読んでみたのだが、一気にのめり込んでしまって、驚いた。映画版をまともに観たことすらない。でも何故だかチラチラ観たことはあって、ハリーポッターとかハーマイオニーとかハグリッドとかダンブルドアという名前は知っていた。あ、スネイプも。

 

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