書籍履歴

書籍履歴 BOOKS I'VE READ

友人たちに、読んだ本の紹介。ときどき、音楽も。というかほとんどただのログ

follow us in feedly

面白くて驚いた ハリーポッター 賢者の石 

ティーブンキングの本で、褒められていたので読んでみたのだが、一気にのめり込んでしまって、驚いた。映画版をまともに観たことすらない。でも何故だかチラチラ観たことはあって、ハリーポッターとかハーマイオニーとかハグリッドとかダンブルドアという名前は知っていた。あ、スネイプも。

 

↓これはAmazon 商品紹介リンクです。
特にみなさまのご負担なく、私にわずかなご褒美が入る仕組みで、生活の助けになります。
よかったら、是非こちら↓を経由してお買い物を楽しんで下さい。

 

ciao!!

面白くて驚いた ハリーポッター 賢者の石 

ティーブンキングの本で、褒められていたので読んでみたのだが、一気にのめり込んでしまって、驚いた。映画版をまともに観たことすらない。でも何故だかチラチラ観たことはあって、ハリーポッターとかハーマイオニーとかハグリッドとかダンブルドアという名前は知っていた。あ、スネイプも。

 

↓これはAmazon 商品紹介リンクです。
特にみなさまのご負担なく、私にわずかなご褒美が入る仕組みで、生活の助けになります。
よかったら、是非こちら↓を経由してお買い物を楽しんで下さい。

 

ciao!!

『忘れられた巨人』カズオ イシグロ

カズオイシグロ作品のなかでは、一番、読めた作品でした。

イギリスの物語の全体に流れている雰囲気がこの作品にも漏れずに集約されていました。

とりあえず、ファンタジーの雰囲気は全体的に似ているし、ドラゴンが好きなんだなっていうのも改めて分かる。

あと、けっこう、険しい大自然と戦っている系の歴史があるのかな?

情報が少ないのでロードオブザリングとかハリーポッターの映像の世界観で情景を思い描いてしまうのだけれど、だいたいそれでイケる感じ。

 

アメリカ文学には全くでてこない大自然の感じ。

険しさと先に何があるか分からない感じ。たとえば、山を登り切ったらガラっと視界が変わるとか、霧に包まれてよく分からないまま進んでいって、霧が晴れたら「うわあこんな所にいたのかあ!」という風にガラリと場面が変わったりだとか。または、海から敵が来るような。そして、洞窟とか地中の世界。

 

こうやって文字にしてみると、ドラゴンクエストって、イギリスの世界観をイメージして構築されたのかしら。

教皇庁の使者 服部独美(覆面作家)

教皇庁の使者

面白かった。

ファンタジックな非現実のわけわからない世界は、割と好きなので面白かったし、人知れずこういう小説がこの世に存在しているであろうことが不思議。

たぶん、これを読んで面白いと感じる人のほとんどがこの小説を知らずに終わるんじゃないだろうか。この小説に限らず。

たまたま、友人のママからどさっと借りた本たちの中に入っていた一冊にすぎない。

「あなた、ファンタジー小説は読める?」というような断りはされた。好き?と聞かれたか読める?と聞かれたかは忘れた。

 

問題は、この本が2,750円すること。

気軽に人に勧められる値段ではない。

本を返したあとに、自分でも買おうかなと思わなくもないのだが、厳しい。

水の流れが印象的。

実際に水は流れていないのだが、話の展開が水の流れとともに進んでいったような印象が残った。そういえば、安部工房にもそういう話があったような気がしているけれどあれもやっぱり水じゃなくてストレッチャーだ。

そういえば、話は全く覚えていないけれど椎名誠の水域という小説は水の流れとともに話が進んでいったような気がする。

ずっと探していた音源〜古今亭志ん生「文七元結」〜を見つけた。

NHKダウンロードストアというサイトにたどり着いた。しかし、データの分数すら記載されていないため、これがそうなのかどうか分からず、大変悩んだのだが、思い切って購入したら当たりだった。(皮肉なもので分数が記載されていたら買わなかったかもしれないのだが...)

さすがにリンクは貼らないが、youtubeに存在する文七元結(ぶんしちもっとい、と読むらしい)は、前半だけで終わるバージョンなのだ。「長いのでこのへんで、」という形で終わっている。

しかし、かつて一度、話の終わりまであった音源を聴いた記憶があった。

息子の志ん朝のは、フルバージョンでアップされている。それは1時間くらいある。

上記の「長いのでこのへんで、」の会は、だいたい30分くらい。

それで、基本的に、時間の長さを目安としてフルバージョンを探していた。

時々、CDなどを見つけてもそれほどの長さのものはない。

今回、見つけたものは、分数などまったく記載されていない、フルバージョンなのか前半で終わるのか、何なのか、「売る気ゼロなのに、販売してくれてありがとう」としか言えないもの。こんなの私のように色々と検索したあげくにたどり着いた人やよほどのNHKラバーでもない限り辿りつくわけはなく、販売コストと売り上げが絶対に見合ってないと思う。

そんなこんなで思い切ってアカウントを作って注文してダウンロードした結果、データ長は30分。がっかりした、がっかりしたけど、聴いたことないバージョンかもしれないし、本当はyoutubeで聴くのはよいことではないから、ちゃんと買ったものを聴こうという気持ちもあり、聴いた。ちなみにアプリをインストールしろだのなんだのややこしいことが書いてあったけれど不要。普通にiPhoneで再生できた。

 

そしたら、ずっと探していた音源だった。まさかまさかの30分で終わりまでしゃべりきっている内容だった。さすが志ん生だと思った。そういえばこの人は、同じ話でも、端折り方が芸の粋。息子の志ん朝は、パパが端折ったところも丁寧に描写して話す。

 

それにしてもすごい。前半だけで30分かけた時もあれば通しで30分で終えてしまう時もある。この端折りの話術すごくないかしら。しかもなにも不足がない。

こう言っているんだから、その間にこういうことがあったに違いないでしょう。

っていう話し方を嫌う現代の人たちは少しこのエッセンスを取り入れて欲しいと思う。説明過剰がどんどん進行しているから。

話はそれたしだらだらと長くなりすぎた。こんなに長いのに話の中身に一言も触れていないのですが、まあ、いっか。

dls.nhk-sc.or.jp

繊細さんの本 武田友紀

悔しいけど結局買っちゃった本

いつだったか会話の流れから、突然、友人から「あなたHSPだよね。繊細さんって知ってる?」みたいに言われて知った概念。

USAの心理学者が提唱した概念。

Highly Sensitive Person ハイリーセンシティブパーソン

めっちゃ繊細な人 めっちゃ敏感な人

 

私が他人に説明するとしたら

「入ってきちゃうのよ。意識して見ているわけでも、耳を済ませているわけでもないのに、入ってきちゃうの、色んな物や人の様子が音が。どうしても、気がついちゃうのよ。何で気がつかないんだろう?って不思議でしょうがないこともあるのよ。」みたいな感じ。

あとは、ノイズに弱い。とにかく気になりはじめたら最後。

換気扇の音が特に。あと、静かな部屋で、勉強していてどこかからピーという音が聞こえて気になって仕方がない。さがしに探したら、ワイフのノートPCのアダプターから発せられていたり。

とにかく、マンションに住んでいた時は地獄だった。

壁の中から色々な音がする。エレベーターやらボイラーやらなんやらかんやら。眠れなくなる。

それが要するに対人関係でもあるでしょ的な流れで

この本は後半は、人間社会での生きにくさをどう乗り越えるか的な内容になっているのはなんとなく不満。でもしょうがないと思う。

人間関係以外は、はっきりいってノイズを除去するか避けるしか方法はないから。

換気扇の音が気になったら気にしなくする方法はなくて、換気扇を止めるしかないから。

解決方法が意識の遮断じゃ困っちゃうもの。

まあ、とにかくこういう概念があるんですよ。

それにしても、これは繊細じゃないさんに読んで欲しいよね。読まないだろうけど。

 

わたしを離さないで カズオ・イシグロ

面白いのと、途中でやめちゃうのと別れるカズオ・イシグロの小説。

これは、面白かった方の作品。

ちょっと非現実っぽいような謎めいているような話の方が面白いのかも。

前半(?)とにかく、読みながら、『約束のネバーランド』を思い出した。

ジャンプコミックスの、アニメにもなったやつ。

隔離された環境で、宿舎のようなところで子供達が暮らす、外の世界は見たことがない、みたいな舞台設定だったし、約束のネバーランドの絵はイギリスっぽいといえばイギリスっぽいので。下手したらこの小説の影響だったりして?というくらいに思えてしまう。

とにかく、これは面白かった。

映像化できそうだなと感じながら読んだのだが、映画化されていた。